| 【 1/6・仮面ライダー響鬼 】 |
さて、響鬼さんですよ。様々な期待と興奮と絶望と諦観等、それこそ種々の話題を提供し、そして風のように去っていってしまった響鬼さんですよ。
例の映画とプロデューサー交代騒動から装甲響鬼へのパワーアップにかけての一連の流れの中で、自分の中では完全に響鬼への熱は冷めたもんだと思ってました。だから夏前にパーツ毎に切り分けて作業途中だったこの1/6響鬼も放り出したまま、部屋の隅でジャンクパーツの山に埋もれたままになっておったんです。視界に入るたびに気づかぬフリをして。
そして時は流れ、斬鬼さん散華の回から再び、ただ『最後ぐらいは見届けるか』ぐらいの気持で見始め、衝撃の最終回。『もしかるすと予想外によいラストで、それによって創作意欲が再燃するかもしれない』と少しだけ思っていたけど、そんな淡い期待など何処吹く風の最終回。「あぁ、やっぱりね」というもはや諦めしか出ないラストであったことは前半の響鬼が好きな方なら御存知の通りかと思います。
だけどそれから2週間後の日曜日。某氏から紅白歌合戦での布施明氏出演シーンのビデオを見せて戴く機会がありました。そこに詰め込まれていたもの…もうそれだけで僕の気持ちを再燃させるには充分なものでしたよ。いや正しくは、ずっとくすぶっていた気持に火を付けるきっかけを探していただけかもしれませんが。
というワケでWF06でのおもさん主催のオフ会に持ち込むべく、1週間での突貫作業で仕上げました。そしてそれから2週間、気に入らないところをもう一度煮詰め直してのサイトでのアップと相成りました。
ともかくいろいろありましたが、『仮面ライダー響鬼』はホントに面白い作品でした。『ヒーロー番組』の可能性から限界まで、様々な色を出してくれました。この先もこの作品を踏み台として、いろいろな作品が作られるんでしょう。
それでも、これだけ独自の『スタイル』を持った『ヒーロー』は、唯一無二だと、僕は思っています。
『僕達には、ヒーローがいる』 |
| 2006/03/06 |
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■全身
過去のライダーはおろか、どんなヒーローにも例を見ない特異なスタイルの響鬼。基本的な作り方は従来どおりに、ソフビからパーツを切り出して素体に着せるやり方です。
基本ソフビは、個人的には一番良い形状なのではないかと思っている、てれびくん全プレ『超絶特大リアルフィギュア』から。また、細かいパーツはバンプレスト・プライズ商品の、ビッグサイズフィギュアから持ってきてます。
また素体は、『胸がデフォルトで貧弱なので、胸パーツを着せやすい』という理由でオビツボディを使用。スーツは、トライ1さんの黒スーツを使用してます。 |
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■背面
ビッグサイズフィギュアから持ってきた部分は、音撃棒(収納状態、取り外した状態)、ディスクアニマル、変身音叉・音角、手甲、足首です。ビッグサイズは妙にマッチョ過ぎて好きじゃないんですが、小物類は圧倒的に造形が良いですね。 |
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■上半身
頭部の2本の角は安全基準上先が丸くなっているので、ポリパテで延長・鋭角化。その後、乾燥後に磨いて光沢を出す塗料で塗装。結構ギラギラします。
顔の隈取りは、3度目の塗装時にマスキングがめんどくさくなったので、いっそのことと切り離して塗装。作業効率が上がったうえに立体感まで出せて、アラアラ一石二鳥。塗装は実物と同じく、下に行くほど明度を落としています。
胸のタスキ部分も同じ理由から切り離して塗装後、再接着してます。僕にとってはこの方が楽ちんでしたよ。 |
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■腕部
手は超装可動クウガの開き手を使用してます。五指全部にピンバイスで穴を開けて針金を通し、完全可動としました。塗装は染めQでやっているので、動かしても剥げにくいです。
手甲は前述のとおりビッグサイズから。こっちの方が甲のディティールが良いもんで。だけどどう考えても綺麗に鬼爪を収納できるギミックを思いつかず…断念。
下腕部には実物と同じくひび割れ状のモールドを軽く彫り込んでます。
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■音撃鼓・火炎鼓
今回唯一改造らしい改造は、火炎鼓を取り外し式にしたこと。切り離した太鼓の裏側部分をパテで修正し、ホワイトボード用のマグネットシートと補強用の鉄片を貼り付けました。ちなみに調節つまみは釘を刺しています。
装備帯の方は、パテで修正した後に同じくマグネットシートを貼り、巴状のモールドなど彫れる技術はないもんで、スキャナで写真を取り込んだ物からシールに印刷して貼っただけの手抜き工事。…まぁ玩具で良くある、『スリットをシールで表現している』と同様に思ってくれれば…ダメ? |
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■音撃棒・烈火
収納状態での見栄えを考えて、選択式にしました。両方ともマジックテープで止めてます。一応展開状態の方にも烈火は収納できるけど…ちょっと強度的に不安はありますな。ホルダーの留め皮部分はその辺に落ちていた合皮にフンドシと同じ色で着色。ちなみにフンドシは着色後に『使い込まれた感』を出したかったので、軽くウェザリングしてます。 |
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■素体1
珍しく製作過程なども撮影してみた。これは素体に肉体的なボリューム感を出すべく、スポンジテープを貼り付けた状態。太股とケツに集中して貼っています。 |
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■素体2
特に尻へのこだわりは尋常じゃありません。これでもか!これでもか!と貼り付けてます。…や、こうでもしないと、スーツを着込んだ時にフンドシとの一体感が出ない所為なんですが。尻フェチじゃないのよ?ホントよ?
でもこのおかげでウチの響鬼の尻、超ぷにぷに。 |
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■手
先述のとおり、超装可動クウガの平手を使用してます。その後でこのように一本一本針金を通し、このあとよじって手首の間接代わりにしています。針金間接はヘタるコトもないし(あんまり屈伸していると金属疲労起こすけど)、手首の太さの調節はテープで出来るしと、お手軽で安上がり。何度でも失敗してもやり直しできるし。『関節技が手に入らない』と嘆くより、身の回りの物を活用するのも、『手を動かす』大事な作業だと思うのよ、ワシ。 |
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■足首
実はこの写真は全プレ版の方。後にビッグサイズの方を使用したけど、作業自体は同じなので載せちゃいました。
足首には重り代わりに100円ショップで大量に購入した釘を詰め込み、足首関節となる針金間接を仕込んだ上で瞬着で固めています。ホントは石膏なんかが理想的なんだけどね。油粘土も最近見なくなったしなぁ。 |
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■素体3
以上の作業を終えて、スーツを着せてみた。…なんか冥府神ティターンに似ていると思うのは自分だけだろうか。
カラダに走るラインは、伸縮性と染色性を考慮して、手芸用のゴムヒモ(0.8mm)を使用。だけどそれが無意味になったと知ったのは、瞬着で固定した後だった。おかげでまったく足が動かないし…。とりあえず糸のように織り目が出ないツルンとしたモールドになったのはヨシとします。もちろん、釣り糸でも良いと思う。 |
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はい、そんなワケで完成した響鬼さんです。
塗装は、スーツの方には発色を良くする為に白の染めQをベースにし(後にこの発色を良くしたことが『色が明るすぎた』という失敗だと知る)、ソフビ部分も白のソフビベースを吹いた上にメタリックパープルで着色。その後マジョーラのアンドロメダを吹き付け、ワンフェス帰りの再塗装で更にクリアブルー少々とスモークとクリアーを混ぜた物を着色。あとはクリアーを吹きまくってギラギラさせました。
手に持っている音角は、ビッグサイズから。収納状態への変形は…無理でした。黒で墨入れのみやってます。 |
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確かに足は余り可動しないけど、写真のような『響鬼ファイティングポーズ』はとれます。中の人である伊藤氏がよく響鬼でS字立ちしていることから、今回の撮影ではその辺にこだわってポーズ付けしてます。
響鬼の、『決して大仰なポーズを取るわけでなく、最小の動きで最大の効果を出すプロの動き』ってのが好きな部分のひとつ。 |
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ホントに、こんなヒーローはもしかして金輪際出てこないんじゃないかと思うような、特異なマスク。鬼の紋章からぐるっと回り込むように伸びた角も美しい。
新作のカブトではありきたりなライダーマスクに戻っちゃったけど、響鬼の存在が以降のデザインに影響して、流れが変わっていったら…面白いのになぁ。 |
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ディスクアニマルもビッグサイズソフビから。腰のディスクの枚数が変わっていないけど、まぁ勘弁してくださいな。
これもいったんバラバラにしてアニマル状態に組み立てたら…なんて考えたけど、どうも上下ピッタリと同じモールドが刻まれているわけではないらしいので、悩んだ末にやめー。やったら面白そうなんだけど。個体差も有ると思うので、上下ピッタリ合ったのをお持ちの方はやってみる価値ありですよー。 |
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巨大に成長しきった魔化魍を見上げ、『…ったく、随分でっかくなりやがって』と呟き、その直後に青空へ吸い込まれるように空高くジャンプ!
死角に飛び移った『天敵』を振り落とすべく暴れ回る魔化魍もものともせず、強靱な足でその巨躯にまたがり、一瞬にして音撃鼓・火炎鼓を魔化魍の背に押しつける。そしてその巴の紋様が広がると、手にした音撃棒を・烈火を構え、響鬼が叫ぶ。「一気火勢の型ァッ!」 |
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裂帛の気合いと共に音撃棒・烈火が振り下ろされ、魔化魍の体内に『清めの音』が響き渡る。その音にもがき苦しみ、さらに暴れる魔化魍。だがそれでも響鬼は揺るがない。一打、一打、確実に素早く音撃を叩き込んでいく。そしてとどめの一打が叩き込まれると、魔化魍は爆発四散。その呪われたカラダは自然へと還っていった。 |
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「…ふぅ…疲れたなー」その『鬼の仮面』を解いて大きく息を吐く響鬼。その清々しい表情に青空が映えて…
どんっ
…まーるでー透明になったーみたいー♪
…なんて具合の流れが好きでしたなぁ。もちろんこれに明日夢の流れが入るけどね。ともあれ、『仮面ライダー響鬼』は、ホントに面白い作品でしたよ。ありがとね。 |
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