*当Web Pageの無断転載、無断複製禁止
 Unauthorized changes or reproductions prohibited.
【 1/6・仮面ライダー響鬼紅 
 さて、世の中では最新作のカブトでも、5人目のライダーだ映画版だと騒いでるこの時期に、相変わらず僕はマイペースでやっております。まぁ好きなモノを好きな時に好きなだけ…ホントに好きなだけに、ね。そんなカンジで作ってみましたよ。1/6の響鬼紅。
 この響鬼紅、デザイン自体はあの奇抜な『目のない』コトが特徴の響鬼の顔から『目を意識させるような』紅の顔に変わったことによって、そんな好きではないデザインなんですが、何よりもその存在が好きです。
 番組中の響鬼はほぼ無敵の強さ。ベテラン戦士の余裕と洗練された戦い方で、次々と魔化魍を撃破していきます。その強さは、番組でも度々描かれた、『鍛えている』コトで裏付けされていました。だけどこの響鬼紅は、鬼になるため、鬼であることを維持するために『鍛えに鍛えた心と体を更に鍛え上げ』た上に、更に過酷な鍛え方をすることで得るこの出来る力である…その点が魅力的なのです。決して強い武器でのお手軽パワーアップではない、確かな『強さ』がその背中から溢れ出ている…そのキャラクターだから好きなのです。
 もう何度も云っていることなんですが、昨今のヒーローの『新しい武器でパワーアップ』という現象は、僕は好きじゃありません。いや、それを見た子供達が『強い武器さえあれば僕も強くなれるんだ』なんて思ったらと考えると、嫌いを通り越して寒気がするほどです。
 後半の響鬼はご存じのとおりガラッと作風も変わり、響鬼装甲へのパワーアップも従来の平成ライダーに近いどころか、『あまりにも強すぎる武器を敵に弱くして貰ったから扱えた』という、番組を根底から覆すというか、史上稀に見る情けないパワーアップで僕を失意のどん底まで落とし込みましたが、これが『強力すぎる装甲声刃を扱いきることが出来ない響鬼。だが更に鍛えることで、なんとか装甲を纏うことは出来た。だがまだ鍛えたり無い所為か、装甲声刃の本当の力を使い切るどころか、己のカラダも凄まじく疲弊していく。だが響鬼は自身を極限まで鍛え上げることと戦いを重ねることで、ようやく装甲声刃の本当の力をモノに出来た』ぐらい描いてくれれば、見ている人も「装甲声刃って、そんなに凄い武器なんだ!」と思えるし、それを『鍛える』コトによって扱った響鬼も凄いと思えるだろうに。
『鍛えている』から強くなれる。『鍛えている』から自信を持てる。そして『鍛えている』からこそ、戦いに勝利して明日を掴むことが出来る。その『ヒーロー』としての理想の姿が、この響鬼紅にはありました。悩むだけじゃ、新しい武器を手にすることだけじゃなく、自分の身体を動かして汗をかくことで掴むことが出来る確かな『強さ』がありました。
 この先、もしそんなヒーローが現れないとしたら…子供達は、いったい何という『モノ』に憧れていくのだろう。それを考えると、いつも少し寂しくなります。
2006/06/06
 
■全身

 全身を紅蓮の如く染め上げた真っ赤なボディが特徴の響鬼紅。製作手順は、前回の1/6響鬼と全く変わりません。っつーか、使用したスーツから流用パーツに至るまで変わってません。や、同一人物なのに変わってても変だし、とりあえず自分の中ではベストな組み合わせだと思っているので。
 ただ手だけは、前回の可動指から、「紅と云えばほぼ音撃棒を持った戦闘中の姿」なカンジがしたので、ビッグサイズソフビから流用して音撃棒のグリップをしっかり握れるように加工。
■背面 
 
 塗装は今回も手間を省くために隈取りパーツやタスキパーツを切り離して塗装後に再接着。落としたらたぶんバラバラになって泣きます。
 塗装は、劇中の『メタリックレッド一色』っていうのがどうも好きになれなくて、『紅は燃え上がる炎』というイメージから、ベースに金色を吹いた後からクリアーレッドを吹き、更にクレオスの『マジョーラ・トラベジウム』を吹いて、光が当たると金色になって、『燃え上がっている』ような雰囲気を狙いました…が、写真だとほとんど出てない…あれぇ?
■上半身

 この写真だと多少色が変化しているのがわかるかなぁ?
 いつものとおり、角はポリパテで触れば刺さるほど鋭角化。顔の白っぽい部分は白なのか銀色なのかわからなかったので、マイカシルバーを吹いた後にパールホワイトを何度も重ね吹き。タスキにもマイカシルバーを吹いた後に軽くパールをかけています。

 うーむ…目を思わせる部分が出来ただけで、こうも従来型の『格好良さ』になるものか…や、これはこれでイイと思いますけど。
 今回は額の鬼の面レリーフから角にかけても切り離してます。ちょぃと浮いて接着してしまった。角の塗装は、前回使ったメタルカラーがあまり上手く使いこなせなかったので、マイカシルバーを吹いています。今回は顔面にグラデ塗装とかもないんで、楽でしたよー。
■背面アップ
 今回は『常に音撃棒を持っているんだから、収納状態作らなくても良いや』と、ビッグサイズのホルダーに穴を開けただけです。フンドシはわざと筆跡が残るように塗り、上から黒で墨入れして皮の質感を狙いました。
 また、前回の響鬼ではRHを参考にしたために腰に入ってるラインを複雑にしてしまいましたが、今回は写真集『魂』を参考に撮影用スーツと同じに簡略化。
 …尻、ですか?えぇ、そりゃあもちろん超気合い入れて作りましたよ。『三国一の男尻師』を目指して作りましたよアタシゃ。「ウホッ!イイ男尻!」と云わせたらこっちのもの。
 というワケで相変わらず下半身は動きませんが、上半身は動きます。今回は手間を惜しんで太ももと臑パーツをスーツに装着して塗装したのが徒となり、足を動かすと未塗装の部分がチラリズム。やっぱ手間暇惜しんじゃいけません…反省。
 しかし今回は、塗料のスーツへの食いつきが異常に脆く、もうボロボロはがれ落ちてます。むぅ…こりゃ夏までにもう一度、僕も鍛え直さなきゃなぁ。
 とにかく紅は、『圧倒的に強い!』って演出が格好良かったですね。複数の魔化魍を、ただの一撃で切り捨てるように倒していくアクションは物凄く格好良い。
 特に初登場のドロタボウ戦と、バケネコ戦が好み。ドロタボウ戦はもちろん鍛えている姿と初登場のインパクトから。バケネコ戦は先述の『切り捨てるような動作』が良かったなぁ。まるで時代劇の「出合え出合え〜いっ!」から雑魚切り捨て→悪代官切り捨てみたいな流れで。
 ノーマル響鬼と。なんかこう見ると、赤鬼・青鬼ね。顔の塗り分けを変えただけで、ずいぶんと印象が変わるもんだ。やはりキャラクターは顔で決まるんだなぁ。
 等身大だが、下手な攻撃は分裂を招く、厄介な『夏のヤツ』。既に分裂を始め、数の上では圧倒的不利な状況を前に、響鬼は「やっぱ紅が必要だな…」とひとりごちると目前の分裂した魔化魍達と距離を取った。
 素早く腰に手を回し、音撃棒・烈火を構える響鬼。
「ハァァァァ…」
 全身に気合い込めると、足先から指先、頭頂部に至るまで、鬼となった体内を巡る炎の気を急速に高めていく。やがてその身体は灼熱と化し、もうもうたる白煙が立ち上ったかと思うと、全身が爆発するように紅蓮の炎に包まれた!
「ハァッ!!」
 裂帛の気合いと共にその紅蓮の炎を振り払うと、そこにはその身体を紅蓮よりも更に赤々と染め上げた鬼の…響鬼紅の姿が現れた。
 響鬼はその存在に気圧されたかのような魔化魍達へとずい、と歩み寄ると、、一打!一打!まるで切り捨てるかのような一瞬の素早い動作で、分裂した魔化魍へと音撃を叩き込んでいく。その『清めの波動』は炎の巴の紋となり、分裂した魔化魍達をいとも簡単に次々と爆砕せしめた。
 残るは『親』の魔化魍のみ。子を全て粉砕され、しゃにむに攻撃を仕掛けてくる魔化魍。だがそのような攻撃など響鬼には通じない。つい、といとも簡単に回避されてしまった。
 その魔化魍がよろけた一瞬の隙を見逃さず、響鬼は更に集中力と気合いを高めると、夏の魔化魍を唯一一撃で粉砕出来る必殺の型の構えを取り、高々と叫んだ。
「灼熱真紅の型ァッ!!」
 ドォンッ!
 最大限にまで高められた炎の気を伴った音撃を叩きつけられた魔化魍から、地響きのような重い音が、周囲の山々に響き渡った。
 その波動は炎の巴の紋となって魔化魍の穢れた身体の隅々まで『清めの音』を巡らせ、ついに爆砕。その身体は母なる大地へと還っていった。
「…ふぅ」

 大きく息を吐く響鬼。その炎のごとき紅い身体に夏の青空が清々しく映え…

 ドンッ

 まーるぅでぇー透明になったぁぁぁみぃぃたぃぃ〜♪



 …そんなカンジ。シュッ〆
 
*当Web Pageの無断転載、無断複製禁止
 Unauthorized changes or reproductions prohibited.


ごろーさんの微改造室トップへ
玩具獣道トップへ